シリーズ中盤へとさしかかった第4戦。全8戦が組まれるSUPER GTの中で、唯一、海外で行われる「Round4 Chang SUPER GT RACE」は、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットが舞台です。MotoGPなど国際的なレースも開催され知名度を高めていますが、2014年のサーキットオープン時からSUPER GTが行われています。昨年はHitotsuyama Audi R8 LMSが20周にわたりトップを快走したものの、アクシデントに巻き込まれ無念のリタイヤを喫しました。昨年の雪辱を果たすべく臨みますが、2014年からの戦績を振り返ればこのサーキットとは相性がいいのは確か。期待が高まります。
第4戦は6月29日が予選、30日に決勝というスケジュールで行われ、Q1、Q2の2段階となるノックアウト方式による予選では富田竜一郎選手がQ1を担当。マシンのバランスが今ひとつだったようでタイムを削るのに苦労しましたが、セッション終了間際に15番手のタイムを出し、なんとかQ2に進出します。そしてマシンを調整後、Q2ではリチャード・ライアン選手が1’32.948をマークし、予選は9番手で終了しました。
さていよいよ決勝レース。第1スティントは自身の希望もあってライアン選手が務め、スタート直後に7番手へポジションを上げます。その後も手堅い走りで周回を重ね、26周を走ってピットインすると、富田選手へドライバーチェンジ。ここで順位が変わり、さらにセーフティカーが導入される場面もありましたが、終盤に追い上げを見せ残り2周で9番手にポジションアップしてゴールしました。ところがこの追い越しの際に、周回遅れの車両に接触したことに対して35秒のペナルティが科され、最終的なリザルトは13位となりました。
完走は果たしたものの残念な結果となりましたが、次戦FUJI GT 500mile RACEは、Hitotsuyama Audi R8 LMSが得意とするロングディスタンスレースです。活躍にご期待ください。
開催日:6/29-30
開催サーキット:チャン・インターナショナル・サーキット
天候:晴れ
決勝開始時刻:15:03 終了時刻:16:47
出走台数 :24台
ドライバー:リチャード・ライアン/富田 竜一郎
決勝周回数:62
決勝ファステストラップ:1'33.187