Round6 SUZUKA GT 300km RACE

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4年ぶりの優勝。
その速さがついに確かな結果をもたらす。

2020年10月24-25日、SUPER GT 第6戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」が、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。Audi Team Hitotsuyamaは、川端 伸太朗選手と近藤 翼選手にHitotsuyama Audi R8 LMSをゆだねレースに臨みました。これまで決勝レースにおいては上位に引けをとらない走りを見せているHitotsuyama Audi R8 LMSですが、予選で前方のグリッドにつくことができていないのが大きな課題となっていました。そこで、まず予選で上位進出することを目標に掲げ第6戦に挑みました。
よく晴れた24日は、午前が公式練習、そして午後に公式予選が行われるというスケジュール。公式練習では川端選手がステアリングを握り、さまざまなセッティングを試した結果、好感触を得ることができ、さらに予選に向けてきめ細かく改善を進めました。ノックアウト方式の公式予選は、近藤選手がQ1を担当しGT300クラスのA組でQ1に挑みましたが、チームの一ツ山亮次代表が「Q1は余裕で突破できるという感触を得ていました」という言葉通り、近藤選手は想定を上回る1分57秒053を叩き出し、A組4番手でQ1を突破しました。予選前のセッティングの改善が功を奏したようです。さらにQ2では、川端選手が近藤選手のタイムを上回る1分56秒845をマーク。これにより、チームは今シーズン最上位となる6番グリッドを獲得することができました。
翌25日も爽やかな天候で、20℃と過ごしやすい気温のもと、予定通り午後1時に決勝レースが始まりました。スタートを任されたのは前戦同様に近藤選手です。確実な走りで、9周目終了時点で2つポジションを上げ4位に。しかし、その後は前を走行するマシンと激しい3位争いを繰り広げたものの、オーバーテイクは難しいと判断し、早めのピットストップを行うことでこの状況を変えることにします。
そして19周の終わりで川端選手に交代すると、その直後の21周目に他車がコースアウトしたためセーフティカーが導入されました。この時点ではピットストップを終えていたマシンのなかでは、Hitotsuyama Audi R8 LMSが2番手につけており、これは大きなチャンスです。25周目でセーフティカーランが解除されると、27周目の1コーナー手前でトップを走るマシンをオーバーテイク。これでまだピットストップを終えていないマシンを除くと、実質的なトップということになりました。そして30周目。上位のマシンがピットストップを終えると、Hitotsuyama Audi R8 LMSは正真正銘のトップに躍り出ます。
その後も川端選手は、2分00秒から2分01秒の早いペースを維持して2位以下との差を広げます。終盤はガス欠の恐れがあったことから燃費走行に切り替え、2番手との差を見ながらペースをコントロール。そうして川端選手は首位を守ったまま49周目まで走り切り、先頭でチェッカーを受けました。2016年11月、ツインリンクもてぎで行われた第3戦以来、4年ぶりのクラス優勝となり、優れたチーム力とマシンのパフォーマンスを証明する結果を手に入れることができました。なお、GT300クラスに参戦するもう1台のAudi R8 LMS、エヴァRT初号機 X Works R8は、22位でレースを終えています。

2020 AUTOBACS SUPER GT Round6 SUZUKA GT 300km RACE 2020 AUTOBACS SUPER GT Round6 SUZUKA GT 300km RACE
2020 AUTOBACS SUPER GT Round6 SUZUKA GT 300km RACE 2020 AUTOBACS SUPER GT Round6 SUZUKA GT 300km RACE
2020 AUTOBACS SUPER GT Round6 FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE

開催日:10/24-25
開催サーキット:鈴鹿サーキット
天候:晴
決勝開始時刻:13:04 終了時刻:14:50
出走台数 :29台
ドライバー:川端 伸太朗/近藤 翼
決勝周回数:49周
決勝ファステストラップ:1'59.589