Round8 FUJI GT 300km RACE

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逆境を跳ね返し、
最終戦を12位完走で締めくくる。

SUPER GT 2020シリーズの最終戦となる「Round8 たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE」が、11月28日-29日に静岡県の富士スピードウェイで開催されました。今シーズンを締めくくるレースも、これまでと変わらぬ川端 伸太朗選手と近藤 翼選手のコンビで戦います。決勝での速さには目を見張るものがあるHitotsuyama Audi R8 LMSだけに、まずは予選で上位に食い込むことが大きな目標となっていますが、28日の午前に行われた公式練習ではさまざまなセッティングを試みたものの、それがなかなかタイムアップにつながりません。続く午後からのQ1、Q2と2段階のノックダウン方式による公式予選では、近藤選手がA組でQ1に臨みました。そしてセッション終了直前で1分36秒911のタイムをマークしますが、わずかな差で惜しくもQ2進出を逃し、決勝レースは20番グリッドからのスタートとなりました。
翌29日は曇り空。気温も路面温度も前日より下がりましたが、そんなコンディションに対応したセッティングが出しきれていないHitotsuyama Audi R8 LMSは、決勝直前のウォームアップでタイヤ表面がささくれる「グレイング」が見られるなど、不安を抱えてのスタートになりました。第1スティントを任されたのは近藤選手。これまでのレースでも着実に好スタートを決めてきましたが、今回は目の前を走るGT300のマシンがシグナルグリーンでスロットルを開けたとたんにオイルを吹き、それを避けようとした際、後続車に追い抜かれ、25位までポジションを落としてしまいます。さらにHitotsuyama Audi R8 LMSのウインドスクリーンはオイルで汚れ、近藤選手は視界の悪い状態でレースを続けることになりました。
そんな状況でも近藤選手はあきらめることなく、上位のマシンと変わらぬペースで周回を重ね、31周を走り終わったところでドライバー交替のためピットイン。続いてステアリングを託された川端選手は、実質15位でコースに戻りました。その後はタイヤかすを拾ってグリップが低下する「ピックアップ」に悩まされながらも着実に周回を重ね、47周目には12位まで順位を挽回。そしてこのポジションをキープしゴールを迎え、入賞には手が届かなかったものの、最終戦を完走で締めくくりました。なお、GT300クラスに参戦するもう1台のAudi R8 LMS、エヴァRT初号機 X Works R8は、22位でレースを終えています。。
さて、今シーズンのAudi Team Hitotsuyamaは、第6戦 SUZUKA GT 300km RACEでクラス優勝を果たし、2度の入賞を含めて全戦を完走。チームランキング10位で2020シーズンを終えました。Aドライバーとして参戦予定だったAudi Sport ファクトリードライバーのクリストファー・ミース選手は残念ながら来日できませんでしたが、川端 伸太朗選手と近藤 翼選手が若い力を存分に発揮。Audi R8 LMSの優れたパフォーマンスを引き出すことで、確かな結果を残すことができました。無観客のレースが多いなか、変わらずたくさんの応援をいただいたことに大変感謝しています。来シーズンもAudi Team Hitotsuyama、そしてAudi R8 LMSの応援をよろしくお願いいたします。

2020 AUTOBACS SUPER GT Round8 FUJI GT 300km RACE 2020 AUTOBACS SUPER GT Round8 FUJI GT 300km RACE
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開催日:11/28-29
開催サーキット:富士スピードウェイ
天候:曇
決勝開始時刻:13:08 終了時刻:14:49
出走台数 :30台
ドライバー:川端 伸太朗/近藤 翼
決勝周回数:61周
決勝ファステストラップ:1'36.563