Audi Financial ServicesがAudi Team Hitotsuyamaのサポートを始めて7年目。SUPER GT 2021シーズンが、4月10、11日、岡山国際サーキットにて幕を開けました。昨年は鈴鹿サーキットで開催された第6戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」で4年ぶりのクラス優勝を飾りましたが、今年はさらなる飛躍の年とするべく準備を積み重ねシーズンに臨みます。
参戦車両となるAudi R8 LMSは、昨年に比べより深みを増したレッドをベースにアイボリーをあしらったボディカラーを採用。昨シーズンに続きタイヤはヨコハマ、ホイールはRAYSを組み合わせます。一方、ドライバーは川端 伸太朗選手をAドライバーに起用することは変わりませんが、Bドライバーには篠原 拓朗選手を迎えました。
篠原選手は昨シーズン、Audi Team Hitotsuyama からTCRジャパンシリーズに参戦。Audi RS3 LMを駆って、サタデーシリーズとサンデーシリーズともにタイトルを獲得するという快挙を達成しました。また、2018年にはAudi Team Hitotsuyama Audi R8 LMSのCドライバーとしてシリーズに帯同した経験もあります。川端選手、篠原選手という新たなコンビが、2021シーズンをどのように戦っていくのかにも注目が集まります。
さて、開幕戦1日目、4月10日の午後2時より公式予選が行われました。29台とエントリー車両が多いGT300クラスは、A、Bの2組に分かれてそれぞれ10分間のQ1を行い、各組の上位8台がQ2に進出するノックアウト方式で予選が行われます。Audi Team Hitotsuyamaは川端選手がQ1のB組でタイムアタック。計測5周目に自己ベストを更新する1分26秒557をマークし、8番手でQ1を突破しました。続いてQ2は、篠原選手が計測4周目で川端選手のタイムを上回る1分26秒432を記録し、決勝レースは13番手からのスタートとなりました。
翌11日、岡山国際サーキットは快晴に恵まれ、300kmの決勝レースが始まりました。スタートドライバーは篠原選手。しっかりとローリングスタートをきめた篠原選手でしたが、序盤にポジションを2つ落とし本来のペースを発揮できずにいたこともあり、25周が終わったところで早めにドライバー交代を行います。そして素晴らしいピットワークにより好位置にてコースに戻り、川端選手の巻き返しに期待が集まったのも束の間、GT300のマシンが1コーナーでストップしたことからセーフティカーが導入されました。これにより実質的にトップ集団を形成しているマシンから1周近い差をつけられてしまいますが、川端選手はあきらめずに速いペースで周回を重ねます。
70周目には11番手に順位を上げて入賞まであと一歩のところまで近づきましたが、後続のマシンに強引なオーバーテイクを仕掛けられ接触。これにより13位にポジションを落とし、そのままの順位でレースを終えることになりました。不運が重なり惜しくも入賞を逃してしまいましたが、上位を狙える速さを見せたHitotsuyama Audi R8 LMS。今後の活躍にご注目ください。なお、今シーズンはAudi Team Hitotsuyamaのほかに、Team LeMans with MOTOYAMA RacingがAudi R8 LMSでGT300クラスに参戦。Round1 岡山は22位で完走しています。
開催日:4/10-11
開催サーキット:岡山国際サーキット
天候:晴/ドライ
決勝開始時刻:13:35 終了時刻:15:42
出走台数 :29台
ドライバー:川端 伸太朗/篠原 拓朗
決勝周回数:77周
決勝ファステストラップ:1'27.931